ひげを剃る。そして女子高生を拾う。|ブックカバーチャレンジ Day6
Day6のブックカバーチャレンジでラノベ枠から選んだ本は、”ひげを剃る。そして女子高生を拾う。”です。
一定の間隔で、活字を読みたくなる周期がくるんですね。残念ながら、難しい本は、読むとストレスになるので、現実から離れたい欲求から、Amazonでひたすら"ラノベ"の商品一覧をページングして気になるのを欲しい物リストにぶち込み、その中から厳選して読むということをやります。
この本は、その"Amazonラノベサーフィン"で出会いました。
ーAmazonより引用
5年片想いした相手にバッサリ振られたサラリーマンの吉田。ヤケ酒の帰り道、路上に蹲る女子高生を見つけて―「ヤらせてあげるから泊めて」「そういうことを冗談でも言うんじゃねえ」「じゃあ、タダで泊めて」なし崩し的に始まった、少女・沙優との同居生活。『おはよう』『味噌汁美味しい?』『遅ぉいぃぃぃぃぃ』『元気出た?』『一緒に寝よ』『…早く帰って来て』家出JKと26歳サラリーマン。微妙な距離の2人が紡ぐ、日常ラブコメディ。
もうAmazonの紹介文もヤバいです。タイトルもカバー画もヲタクっぽい!Kindle(写真はFireだけど、普段はPaper Whiteで読んでます)で読んでるけど、ブックカバーなしでこれを通勤電車で読める勇気はないですね!
これは、恋愛小説です。でも、これ。娘を持つ親が読むと「あぁ、父親ってこうあるべきなのかもなぁ。」と思ってしまうわけです。ラブコメなので、恋愛要素が強いんですが、主人公の吉田に対して、娘の恋人の理想像を重ねつつ、理想の父親像も重ねてしまうわけです。
ただ、ちょっとモテすぎだよな。"SAO"のキリト並にモテる。出会った女性全員好かれるサラリーマンって!
同居する沙優がとてもできた子で、これも親目線でみてしまう。毎日、ごはん作ってくれるJKですよ?ヤバいじゃん。…ちょっとここまで感想書いてみて、危ないヤツみたいだな…。ちょっとキモいかも(苦笑)
ただ、もう「どんだけ用意してんだよ?」ってほど、ダークな設定が積まれて、広げられてます。その時々で、ハラハラしつつ、ホッとして、でも切ない。そんなお話です。
設定よりも「え?そのままの人間関係続けるの?」と思うこともあるけど、吉田と沙優のふたりがどうなるのか、どういう着地点を見出すのかが気になり、読み続けています。
どうか沙優が「にへらと笑う」シーンが続きますように。