ガーデン開墾計画 10週目 2021/03/21
雨の日曜日。雨が降るとおそろしく休日にやることがなくなる。
本来なら夕方にやる掃除も風呂のカビ防止剤散布までやったり、加湿器の掃除まで前倒しで終えてしまった。
なので本来なら日曜の夕食後にソファーでスマホ片手に書くこの開墾計画もSpotifyで宇多田ヒカルを流しながら書いている。
あれだ。宇多田ヒカルは天才だって彼女が歌う映画のエンドロールを観る度に思う。ペンギン・ハイウェイのGood Nightを聴いた時にもそう感じ、車で何度も何度もGood Nightを聴いた。今回もOne Last Kissもそうなっている。
Good NightもOne Last Kissもデザイン性を感じる。これは個人の概念なので賛否両論あるのは分かってはいるが、「余白(言葉を変えるならホワイトスペース)」をコントロールして、作品に自然と一体化させるデザインはホントにカッコいいって思っている。
宇多田ヒカルは余白の魔術士だと思う。One Last Kissでは「Oh oh oh oh…」のところ、Good Nightでは「Good bye」という何でもない単語にこれだけの表現力を持たせられるのはホント純粋にカッコいいって思う。
だいぶ横道に反れたので開墾の進捗と行こうか。
なぜ宇多田ヒカルの話をしたかというと、大して今週も進捗がなく、土曜日に朝から約5時間ずっとひとつの作業をOne Last Kissをエンドレスで聴きながらやっていたからだ。
やっていたのはこうだ。
ふるいに土の入れる。ショベル3杯だ。多いとあふれるし、少ないと無駄な工程が増える。
だいたいこのくらい盛るのが良い。これをふるう。最初に縦方向にふるう。すると上に目視できる細かい土が蟻地獄に吸い込まれるようにふるいから落ちていき居なくなるのが確認できる。
そうしたら今度は横方向にふるう。横方向にふるうことで網目に挟まっている土が動き網目の出口を開いてくれるのだ。これで最小の動きで満遍なくふるわれた状況をうみだすことができる。
ふるわれた後は荒い土だけが残る。小石と粘土質により固まった土が残る。大体、ふるいに入れた半量くらい残るのだからやるせない気持ちになるものだ。
最後にふるいに残った荒い土から石を取り除き集める。目検しかない。ヒヨコのオスメス判別みたいに熟練度が上がってくると小石が固まった土かを判別する精度が上がってくる。
ちなみに、よくわからないがヨメと息子が丸石を崇拝しているようで丸石だったら更に別に避ける。
ふるいに残った荒い土は山として積み上げる。
この工程をOne Last Kissを聴きながらひたすら繰り返していた。ネタバレなので敢えて書かないが、シンエヴァの前半を仮想体験しているつもりになって。
こうして積み上げていた土の山2つを平地にすることができた。わかりにくいが手前の土の色が濃いあたりに標高60cmぐらいの山があったのだ。
ちなみに、こうした耕すとか、ふるうとかの単純作業をしている時にはあんまり考え事はしていない。
元々2つのことを同時進行できないタイプの人間で、おそらくピアノとかギターとかの両手を別々の動きをする楽器は演奏できる気がしない。
仕事で会議進行しながら議事録書く猛者が居るんだけど、あれもできない。そういう意味ではPMやってるけど、スキルマッチしてるかというと微妙なところだ(苦笑)
まぁ、逆に目の前のことを集中して継続対応するのはむいている。だから、庭を耕すのも苦ではない。
話がまた反れたがあんまり考え事をしてないが、それでも時々考えるのは仕事のことか、この開墾作業で次に何をするかをうっすら考えることはあるかな。
何かの作業に集中するのは嫌いじゃない。でも、それが永遠に続くのは嫌だ。終わりが見えるからやれるのだ。
今週の最終形態はこんな感じ。もうふるう土も少なくなってきたぞ。
ちなみにウッドデッキと目隠しフェンスの設置は馴染みのリフォーム屋に依頼した。費用は相見積とって下がらなかったけど、だったらいつもお世話になっている方にお願いすることにしました。楽しみ。それまでに土を片付けねば!
嵐が去った後の庭はこんな感じ。水たまりができてはいるが、この程度ならすぐはけるだろう。いい子に育ってるぞ(庭だけど)。
今日掛かった費用:
なし